あすかるの岡本です。
先日、大阪市淀川区にて日頃からよくしていただいております、葬儀屋さんのご紹介で
御遺品整理の作業をご依頼いただきました。
ご依頼者は80代の女性でお姉さまがお亡くなりになりずっと住まわれていた実家の片付けです。
大阪市では昔ながらの情緒あふれる長屋続きの住宅で、土地は借地で
建物は持ち家という独特の住宅です。昭和初期から長屋の上物買いと言われており
大阪の下町では結構沢山このケースがあります。
住み始めた当時は良かったのですが、引き払う際にトラブルになることもあります。
長屋はだいたい多いケースで4棟分が横にくっついています、土地は借りもので
建物は自分名義や家族名義になるので、実際にもう住むことがないので、実家の御遺品整理をされて
部屋内を空っぽにしたところです。しかしはるか昔の契約上、土地は返せても建物がそのままだと
いつまでも固定資産税がかかるわけです。じゃあどうすればよいかというと建物を丸ごと
解体してしまえばいいわけなのですがここでも問題が。本来3棟、4棟、5棟で建てられている
構造をひとつ切り離すとどのような問題が起こるかです。
建物の強度がガタ落ちになるわけです。長屋で端っこの解体は結構見かけられますが、そのあとの
切り離した壁の補修+隣家の耐震補強が必要になる場合があります。
勿論隣人さんとも揉める事も少なくはありません。
今回も御遺品整理を終えた後に、建物の解体を希望ということなので、一級建築士事務所様の協力により
隣家の建物の耐震強度を測定して慎重に進めたいと思います。
現場作業前写真
現場作業完了後写真
刃渡り75センチの日本刀(軍刀も発見)
銃刀法の法律でこの場所から持ち出すことは禁止されています。
速やかに所轄の警察署へ連絡を入れ担当課に現場まで来てもらいました。
ご遺族様によると40年以上前に亡くなられたお父様の形見だそうです。
警察は奇跡的に刃こぼれも錆も無い刀なので教育委員会へ寄贈したほうが良いと進められていましたが、
処分してくださいとの事。苦笑
このまま炉で溶かす事になるそうです。その他現金数百万円も色々な所から出てきて
ご遺族様にお渡しする事ができましたので良かったです。
この後は長屋の解体切り離しの準備を進めていきます。
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