あすかるスタッフの山村です。
家が散らかる人、片付かない人の共通点として物が捨てられないということがあります。人間誰しも執着心はあるので、捨てたくないという心理はわかります。特に思い入れのあるようなものや、高価だったものは執着心が強くなります。どうしても捨てられない物は、無理して捨てる必要もないと思いますが、他人には理解できない執着心というものもあります。一見するとゴミにしかみえない物でも、本人が執着心をもって、捨てないということになれば、これは片付かない典型的なパターンに陥ります。私どもが片付けで呼ばれても、こういうケースが一番大変です。本人には基準があるのでしょうが、片付けるこちらとしては、どうしたらいいかわかりませんので、なかなか作業がすすみません。また物理的な量が減らないので、片付きません。やはり物理的な量が減らない限りは、収納もうまくいきません。とりあえず詰め込んで収納しても、物が増えれば同じように片付かない家に戻ってしまいます。時間がかかれば、それだけ金額も高額になってしまいますので、やはりどこかで線引きして頂くことが、片付けの基本になります。若いうちは体力がありますのでいいですが、体力がなくなってくると、わずかな段差でも躓いてしまいますし、いざ片付けようとしても、ゴミ出しすらしんどくなってしまいます。片付けを考えられる人は、まず頭を整理して、何を残すか、何を捨てるか、まず決めてから体を動かすようにして下さい。