あすかるの岡本です。
大阪市住之江区にて特殊清掃と遺品整理の作業をしました。
今回は悲しい事に、孤独死された現場になりました。お手洗いで倒れられてそのままお亡くなりになられたそうです。また、死後の発見までに時間が経ってしまったそうです。時間が経つと人間は腐敗します。その死臭が日に日に強くなり、部屋の外まで漏れ出て近隣がおかしいということで、発見されたそうです。仕事上、年々孤独死や孤立死が増えていっているのが実感できます。いつものように福祉住環境整理(介護整理)などの生活整理で、高齢者のお片付けのお手伝いをしている時とは、全然身の引き締まり方も違います。故人がお亡くなりになられた部屋には、最後まで生活していた生活感があります。それを肌で感じるので切ない気持ちになります。今回は遺族様がとある行政機関からの紹介を受けて現場へ向かったのですが、遺族様も突然の事にパニックになっておられたので、一緒にゆっくりと貴重品や思い出の品々を探し、必要なものと処分するものを分別しました。作業終了後も、まだ心の整理が全然つかないとおっしゃってられましたが、『ありがとう、助かりました』の言葉で我々も救われた現場でした。
作業前
作業後